ブログ名はまた決めます

何者でもない25歳男性がイギリス生活を綴ります。こっち来て思ってることを大体書いてます。英語で言語化できないストレスからでしょう。なので更新頻度は徐々に落ちていくと思われます。うまくいけば。

#15 Guy Fawkes night

ブログを更新していなかったここ数ヶ月ですが、何もなかったわけではなく、いろんなことがありました。

 

自転車のライトを3回も盗まれたり、酔って自転車に乗って転けて鼻に傷を負ったり、フランス人の女の子とデートしてる時に車道側を歩くのがジャパニーズスタイルなんだよと言うとワールドスタンダードねと言われ赤っ恥をかいたり。

 

そんな中で先日ガイフォークスというお祭りに行ってきました。

11月5日は Guy Fawkes night というイギリスの祭日にもなっているこの日。この夜は各地で花火が上がります。とはいってもゲリラ的に誰かがどこかで適当に花火を打ち上げてるだけなので、ロンドンでは騒々しいだけのこの日だが、どうやらLewis という街に行けばBonfire nightという名に変わるらしい。名前がよい。ボンファイア。果たして何を見せてくれるのか。

期待感を胸に電車に乗り南へ向かった。

Lewisにあるニュートンの親戚の庭(公園)。

日本人には聞き馴染みが深い、ブライトンのすぐ上に位置しているLewisは中世の街並みや文化を色濃く残しており、それもあってかGuy Fawkes night の本場となってるようだ。

 

1600年頃、カトリック教徒であったガイ・フォークスはプロテスタント主導の王国の転覆を狙って王と政府要人の殺害計画を立てていた一派の主要人物であり、英国史上最悪の反逆者として知られている。計画は実行手前で密告され失敗に終わり激しい拷問と酷い処刑が行われた。それ以降イングランドでは彼の死を祝う、慣習が今でも残っているそうな。花火や篝火をたき街を闊歩し最後にガイフォークスに見立てた人形を燃やす。

 

日常でよく使うHey, guys のguyの語源は彼だそうな。

 

その中でもLewisはプロテスタント教徒が十数人殺害された事件がガイフォークス以前にあり、そういった歴史的な背景から規模、伝統、政治性が全英随一である。

街は文字通り封鎖され昼下がりごろから電車も駅に停車しなくなる。(これ普通になんでだ?)

そのため仕事終わりそのまま夕方に合流予定だった友人の1人は一度ブライトンまで行ってバスで向かうハメとなった。

 

ロンドンから1時間ほど、昼過ぎにLewisに到着した。困ったことに祭りの情報が少ない。下調べもじっくりみんなとやったがホームページなどまとめサイトなど日本ならありそうなものがまるでなく、わかったことといえば六つの各協会ごとに行進とセレモニーが行われるということ。主要協会のセレモニーは盛大に行われるので、有料チケットが必要で22時から始まるということだけだった。行進のルートや細かな情報が載ったパンフレットはネットにはなく、街の観光協会かPubやお店でのみ購入できるかも。といったことだけだった。RPGかな?

街自体もとても小さく数時間あれば見て回れるような規模である。

目星をつけていたビンテージショップや遺跡、カフェで時間を潰そうと考えていたが、祭りのため全てが閉まっており結局、街を話しながら歩くことに。そうしているといかにもな衣装をくるんだ人たちが街に現れてくる。子供も大人も。

このセーター、売っとるなら買わせて

Pubでひと段落、酒を飲むことにし(選択肢はない)、パンフレットがあるか尋ねると、現金のみだと言われ買うことができなかった。

「マジでー?」と言っていると隣にいたおっちゃんから「彼らは街中で歩いてるからどこでも見れる。耳栓持ってきたか?爆竹が凄まじいから」と教えてくれた。

 

耳栓は持ってきてない。

 

辺りが暗くなり始めた頃、通りに篝火が見え始め、どこからともなく音楽とガラガラと何かを引く音が聞こえてくる。各協会のコンセプトに沿った衣装を纏った団体がマーチングを引き連れ、歌いながらやってくる。

 

 

持っている火が弱くなると道に放り投げ、新しいものに代える。

ガラガラと音を立てていたのは、それらを回収するソリだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん全員参加

 

 

 

Guy Fawkesも400年も市中引廻しされるとは思ってなかったはず

そのまた昔はその当時世間から嫌われていたような人物の人形を燃やしたりなど政治色も強く、暴力的な側面もあったようだが今は平和的に行われている。

マーチングが街を三周か四周したころ、街に人はまばらになり、各協会の催しのため指定された広場や運動場に集まる。僕らが行ったのは一番の規模を持つ協会のセレモニーだった。そこにはビル3階建てほどの木造モニュメントがありてっぺんにはガイフォークスが縛り上げられていた。

時間になると人々が一斉に松明をそれに向かって投げ、たちまち火が燃え移り、巨大な火柱を立てた。

 

 

その後司教のような格好をしたおじいさんとおばあさんが楼台に上がりスピーチが始まるとそれ目がけて民衆は爆竹を投げ始めるではないか。それらをおじいさんたちが必死で持っている台本だか何かで打ち落としている様はなんとも面白かった。

言ってる内容はわからなかったがガイフォークスに見立てているのか?また昨今の政治ジョークも言っていた。僕らの後ろに反王室ニキが声を荒げていたが周りは気にしていなかった。

最後に花火ショーがあったが、あれほどあの規模の花火を近くで見るのはおそらく人生で最後だろう。火の粉が降りかかってきていて友人は怖いと言っていたが、僕はあまり気にしなかった。お開きとなった頃には0時前になっており、Uberでブライトンの宿まで帰った。

 

消防がどこにもおらんのやけど?それをずっと心配していた。

 

日本ならもっと安全管理が徹底されてて、アクセスも便利で安心安全に楽しめる、いわば商業的である。ここではそうじゃない。

この荒削りさが好きだ。これでもいいや、そう思える。

もっと自然に文化として入れ込める気がする。そのいい加減さを楽しむのだ。

 

ギネスみたいな地元ビール

 

 

花火を見る前の僕らは遠すぎと文句を言っていた

 

 

こいつは買えばよかった

最近気づいたこと

 

・人間関係はその人がどうかというよりはその人といる自分が好きかどうか

・音楽を聞かなくなった時は、メンタルが弱っているので詰まるところ音楽は必須

・いい負荷と悪い負荷がある。悪い時は時間が溶ける。

・自分は意外と女性的思考を持つ側面がある。性別的なことではなく、思考回路の話。具体的にと言われれば難しいが、まあ例えばこんなことをブログに書くこととか?